英語初心者が映画の気になるセリフの意味を考えてみる。MadMax:Fury Road

少しネタバレ入ります。

「マッドマックス 怒りのデスロード」劇中の

「She went under the wheel.」

訳し方が解りません。

「彼女はタイヤの下に 行った」??

日本語だと車に轢かれたという意味に なるようですが

とっても気になったので 数日間 頭の中に残っていて 自分なりに考えてみた。

いやぁ 確かに車に轢かれているけど 轢かれたというレベルの轢かれ方ではないですよ。

マッドマックスシリーズを知らない方のために 簡単な映画紹介を。 

マッドマックスは全4作。「マッドマックス 怒りのデスロード」はシリーズ4作目。

1作目は1979年製作。監督はGEORGE MILLER.主演はMEL GIBSON.

2作目は1981年製作。監督と主演は同じですが タイトルが違います。

「THE ROAD WARRIOR」邦題「MAD MAX 2」

1作目は仲間や家族を暴走族に殺された警官が V8エンジンのモンスター車を駆って

暴走族を懲らしめるという内容でした。

懲らしめるなんて言葉が 優しく思える 懲らしめ方でした。

2作目は核戦争後の 荒廃した世界。

石器時代に逆戻りした人類は ガソリンや食料を奪い合う攻防戦の日々を 暮らしていました。

そこへ一匹狼のマックスが現れて ガソリンと交換条件に 石油採掘施設を持つ人々を 

新天地へ移動させる計画に参戦します。マックスは人々を救うことができるのでしょうか。

続編は駄作というのがお決まりの映画界において 1作目の世界観を無視した 

物語と構成は圧巻です。

一体どうしてこの世界観になるのか。さすがジョージミラー監督。

1作目より2作目の方が知名度が高いかもしれません。

3作目は1985年製作。

「MAD MAX BEYOND THUNDERDOME」

核戦争で荒廃した近未来。女帝が支配する街で1対1の死闘を繰り広げるサンダードームに

人々は熱狂していた。この女帝が あのエンターテイナー

ティナ・ターナーです。それだけでも話題性満載でした。

しかもシリーズ初 ハリウッド作品。だったはず。

ということで 2作目より知名度が上かもしれません。

というより 知らない人は3作目から見始めた人が多いと思います。

2作目とタイトルが違いますから。

さて 4作目の「マッドマックス怒りのデスロード」に戻りましょう。

荒れた土地に城塞を築き 水や資源を独占している男 ジョーから

希望の土地 グリーンランドを目指して逃げ出した女たち。

途中で仲間に加わったマックスと共に追手と戦いながら

進んでいる途中に 事故が起こります。

ジョーの1番のお気に入りの女が マックスが運転するトラックから

足を滑らせて落ちてしまいます。

そこへ 猛追してきたジョーの車が・・・。

誰が見ても助からないという 見事な轢かれっぷりです。

アクション映画の劇中で 誰かが死んだりすると 大体は

「He is gone!」とか「He is dead!」というセリフが多いのですが

この映画では 使われていませんでした。

「She went under the wheel.」

マックスの仲間の一人が 追跡してきた車のタイヤに巻き込まれた後のセリフです。

仲間の一人が 助けに戻るよう 運転しているマックスに 頼みますが

車に巻き込まれた瞬間の見ていたマックスは 拒否します。

「Go back to help」

「No.」

仲間の一人 フュリオサが「Did you see it?」と質問すると

「She went under the wheel.」

「Did you see it?」

「She went under the wheel.」

この言い回しになったと考えられる理由が 最後の切り札としての言葉にしたかった。

のではないか。と思いました。

「Witness!」死を覚悟したキャラが 叫ぶ言葉ですが 

長生きできない短命のキャラが使っています。自分が死ぬことは理解していますが 

自分の死にざまを見てくれ。という意味が込められています。

「I live I die I live again.」というセリフが出てきますが

死ぬとは言っていません。自分は甦る。 というような意味で使われています。

ネタバレです

ラストシーンで 激闘の末に ジョーが

フュリオサがついに ジョーの隙を突き 勝利します。

そこで初めて 仲間の一人が

「He is dead!He is dead!!」と叫ぶのです。

「彼は 死んだ!」と。

ここで初めて 完膚なきまでに 死んだということを

強調したかったのではないでしょうか。

だから 敢えて 最後までDeadを 使わなかった。考えすぎでしょうか。

さらに 「Witness!」という言葉の意味も

最後の最後にネタ晴らしがありました。

このセリフも素晴らしいのですが 長くなるので 

ぜひ 映画をご覧ください。

それでは。

「Witness me」

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